皆さんは最近新しいことに挑戦していますか?
僕は最近ラテン語の勉強を始めました。
そこでこれから自分のラテン語の成長をこのブログに残していきたいと思っていますのでぜひ読んでください。
ということで書いてきたいのですが、
「そもそもラテン語って何?」
「なんでラテン語なんて学ぶの?」
という人が多くいるかと思います。
そこで今回はそれらの疑問について語っていきたいと思います。
目次
ラテン語とは
ラテン語を学ぶ意義を知るためにはそもそもラテン語というものがどいうものなのかを知る必要があります。
ではラテン語とは何か。
一言でいうと、古代の言葉です。
ラテン語はさかのぼること1600年前に、古代ローマ帝国で使われていた言葉です。
しかし古代ローマ帝国が滅亡するのに合わせて、「死」を迎えた言葉です。ここでいう「死」とはつかわれなくなったという意味ではなく、変化しなくなったということです。実際、中世から近代の初めに至るまでカトリック教会を中心とした、ヨーロッパの知識層の共通言語として利用されていました。
また現在でもヨーロッパの中学や高校では、ラテン語が必修科目である国もあります。例えばドイツでは大学進学を目指す中高一貫校ではラテン語を学ぶ生徒が多く、最近の連邦統計局の統計では、65万人以上がラテン語を学んでいます。
ラテン語を学ぶべき理由5選
ではなぜこんなにも多くの人が、「使われなくなった言葉」を学ぶのでしょうか?
それには次のような理由があります。
- 他の言語が学びやすくなる
- 文化をより理解できる
- 広い視野を持てる
- 論理的思考力がつく
- アルファベットを新しく覚える必要がない
1.他の言語が学びやすくなる
そもそもヨーロッパの言葉というのはほとんどがラテン語起源です。そのためヨーロッパ県の言葉というのはラテン語との共通点が複数あります。
例えば英語は、ラテン語由来の単語が、全体の7割程度あるといわれています。他にもスペイン語やフランス語、イタリア語などとラテン語には多くの共通点があります。
ラテン語を一度学ぶことで、他の言語にとっつきやすくなり、学習効率が上がるというわけです。なんだかコスパがいいような気がしませんか?
2.文化をより理解できる
例えば、ヨーロッパ圏で語り継がれている神話はラテン語で書かれていて、現代のアートや文学の基礎になっています。現代アートや現代文学の基礎を知ることで、より深く楽しめます。
3.広い視野を持てる
ラテン語を学ぶということは、文学、歴史、哲学、アートを学ぶことでもあります。
またラテン語話者たちには、現代人とは全く異なる面がありました。そのためラテン語を学ぶことで、他者理解に役立ち、多様な文化背景の人を理解できるようになります。
これは今の時代に最も必要なことだと私は考えます。
昔に比べて、自分たちの活動領域は自国から、世界に広がっています。そして世界当いう舞台では、自分たちがこれまで当然だと思っていたことが、当然ではなくなります。
そんな時、多様な文化背景の人を理解できるということは、非常に重要なことではないのでしょうか
4.論理的思考力がつく
ラテン語は文法が非常に緩く、単語の順番はあまり関係ありません。
例えば
Nomen est Akikunn.
Nomen Akikunn est.
はいずれも、「私の名前はAkikunnです。」という意味になります。
そして文法にあまり縛られないので、自分が書く分にはいいのですが、読んだり聞いたりするときには実はこれが厄介なのです。
文法にあまり縛られないため、形容詞が名詞の前にあったり後ろにあったりして、よく考えないと「誰を修飾しているのかわからない」ということに陥ってしまします。
例えば
Magistra magnam discipulam docet.
Magistra magna discipulam docet.
上の二つはまるで間違い探しで、マークした部分が微妙に違います。
そして意味は
The teacher teaches the large student.(その先生は大きな生徒を教える)
The large teacher teaches the student. (その大きな先生は生徒を教える)
なぜこうなるのかは置いておいて、あれだけ小さな違いが、こんなにも大きな違いを生んでしまうのは驚きでしょう。
このように、「何が何を修飾しているのかということにラテン語では常に注意しなければいけなく、論理的思考力が付きます。」
例えばあの有名な”Harry Potter”を書いたJ.K.ローリングさんはラテン語を大学で学んでいましたし、他にも多くの有名な作家はラテン語を学んでいます。
ラテン語はあなたを賢くしてくれるのです。
5.アルファベットを新しく覚える必要がない
ここまで読んで、ラテン語の良さがわかったと思います。しかしこれだけではラテン語を選ぶ理由にはなりません。なぜなら「ギリシア語」と「ヘブライ語」があるからです。しかしラテン語にはそれらに圧倒的に勝っている点があります。それは、「アルファベットから学ぶ必要がないということ」です。
ギリシア語、ヘブライ語を学ぶためには、まずはアルファベットから学び始めなければいけません。さらに英語などと使っているアルファベットが違うため、英語とリンクさせにくいです。
それに対してラテン語は、英語と同じアルファベットを使っているので、完全に0から学ぶ必要がなく、また英語とリンクさせて学習していくことが可能です。
どこでラテン語を学ぶか
これだけ多くのメリットがあるラテン語を学ばない理由はないでしょう。
しかし問題はどこでラテン語を学ぶかということです。
僕は「Duolingo」というアプリを利用しています。
Duolingoでは無料で様々な言語を効率的に学習できます。
また僕はYouTubeも利用しています。
https://www.youtube.com/watch?v=aWUlrL6E_QU
おすすめのチャンネルはこれです。
ぜひ利用してみてください。
最後に
このようにラテン語には様々なメリットがあります。
もちろんフランス語やスペイン語のような即効性はありません。
しかしラテン語を学ぶメリットは、長期的にみると、フランス語やスペイン語よりも大きいです。またラテン語は既に「死んでいる」ので、これ以上変化することはありません。
つまり、一度学習すれば、後はキープするだけでいいのです。新しく変化をしないため、変化に合わせて新しく学習しなおす必要がないのです。
そういう意味で、ラテン語というのは、自分の頭の中にいて、最も有用な言語であるといえるのではないのでしょうか。
皆さんもぜひ、ラテン語を学んでみてはいかがでしょうか?
また、これからラテン語の成長日記を更新していくので是非読んでください。